いびきと顎の小ささの関係
- hidefineday
- 6月16日
- 読了時間: 2分
顎の小ささは多くの場合、遺伝的要素が強く影響しています。家族内でいびきをかく傾向がある場合、それは骨格的な特徴が代々受け継がれている可能性が高いです。特に下顎の後退や小下顎症などの骨格的特徴は、空気の通り道を狭め、睡眠中の呼吸に問題を引き起こすことがあります。家族歴を確認することで、自分のいびきが骨格に関連しているかどうかの手がかりを得ることができます。
また、現代の生活様式も顎の発達に大きな影響を与えています。特に成長期における食習慣は非常に重要です。柔らかい食事ばかりを摂取し、咀嚼回数が減少すると、顎の筋肉や骨格の発達が十分に促されません。昔の人々は固い食べ物を長時間かけて噛むことが多く、それが顎の発達を促進していました。しかし、現代の加工食品や柔らかい食事中心の食生活では、顎に十分な刺激が与えられないことが多いです。
顎の小ささの主な原因
遺伝的要素(家族内での顎の小ささの傾向)
成長期における咀嚼不足
柔らかい食事中心の現代的食生活
口呼吸習慣による顎の発達阻害
姿勢の悪さによる顎の位置の変化
当院に受診する方も高度肥満の方よりあごの小ささでいびきを主訴に来院されている方が圧倒的に多いです。BMIが高い方は痩せればいいと自己解決できますが、あごの小さい方は自己解決が難しいからです。
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