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睡眠時無呼吸症候群と高血圧の深い関連性

  • 執筆者の写真: hidefineday
    hidefineday
  • 5月26日
  • 読了時間: 1分

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が一時的に停止することを繰り返す疾患です。この状態は高血圧と密接な関係があり、医学的にも明確に証明されています。睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、夜間に何度も呼吸停止と再開を繰り返すことになります。呼吸が再開するたびに体の交感神経が活性化され、血圧が急上昇する現象が起こります。

アメリカで行われた「ウィスコンシン睡眠コホート研究」では、睡眠時無呼吸症候群と高血圧の明確な関連性が示されています。特に注目すべきは「治療抵抗性高血圧」との関連性です。これは3種類以上の降圧剤を使用しても十分にコントロールできない高血圧のことを指します。このような難治性の高血圧の背景には、睡眠時無呼吸症候群が隠れていることが少なくありません。


当院では、SASの治療と同時に高血圧の内服治療も同時に行っております。なかなか下がらない血圧の方、裏にSASが隠れているかもしれません。一度在宅でできる簡易検査を行ってみませんか?

 
 
 

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