無呼吸と糖尿病
- 神楽坂アレルギーといびきのクリニック

- 2025年7月3日
- 読了時間: 2分
更新日:3月12日

「食事制限も運動も頑張っているのに、血糖値がなかなか改善しない……」 そんな悩みをお持ちではありませんか?
実は、糖尿病と**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**には非常に密接な関係があることがわかっています。今回は、なぜ睡眠中の呼吸を整えることが糖尿病治療において重要なのか、その理由を専門医が解説します。
糖尿病患者の「2人に1人以上」が睡眠時無呼吸症候群?
驚くべきことに、2型糖尿病患者さんの**約50%〜70%**が高い確率で睡眠時無呼吸症候群を合併しているというデータがあります。
糖尿病とSASは、いわば「双子の病気」のような関係です。どちらか一方が悪化すると、もう一方も悪化するという負の連鎖が起こりやすいのが特徴です。
なぜ無呼吸になると血糖値が上がるのか?
睡眠中に呼吸が止まると、体の中では以下のような現象が起こり、血糖値に悪影響を及ぼします。
交感神経の活性化: 呼吸が止まるたびに脳が「窒息の危機」を感じて目覚め、交感神経が優位になります。これにより血糖値を上げるホルモンが分泌されます。
インスリン抵抗性の増大: 低酸素状態が続くと、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンの効きが悪くなります(インスリン抵抗性)。
炎症反応の促進: 体内での酸化ストレスが増え、細胞の炎症が進むことで糖尿病を悪化させます。
SASを治療すると糖尿病も改善する?
嬉しいことに、睡眠中の呼吸をサポートするCPAP(シーパップ)治療などを行うことで、血糖コントロール(HbA1cの値など)が改善したという報告が数多くあります。
「睡眠の質」を上げることは、インスリンの効きを良くし、糖尿病治療の効果を最大限に引き出すための「第3の治療」とも言えるのです。
こんなサインに注意してください
糖尿病の持病がある方で、以下の症状がある場合はSASの検査をおすすめします。
激しいいびきを指摘される
朝起きたときに喉が乾いている、頭が重い
日中に強い眠気を感じる
夜中に何度もトイレに起きる
BMIが高め(肥満体型)である
専門医によるトータルケアを
当院では、糖尿病の主治医の先生と連携しながら、睡眠の側面から健康をサポートすることが可能です。
「いびきくらいで相談してもいいのかな?」と迷う必要はありません。血糖値をコントロールし、将来の合併症を防ぐためにも、一度ご自身の「睡眠」をチェックしてみませんか?
自宅で寝るだけでできる簡易検査を導入しています。
忙しい方向けのオンライン診療も対応可能です。




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