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無呼吸と糖尿病

  • 執筆者の写真: hidefineday
    hidefineday
  • 7月3日
  • 読了時間: 2分

いびきに伴う、無呼吸があると交感神経が優位になり夜間でも血糖を維持します。

無呼吸は糖尿病発症の誘因となります。


反対に糖尿病患者では自律神経障害により低酸素感受性が低下することが、無呼吸発症の重要な要因となっています。通常、血液中の酸素濃度が低下すると呼吸が促進されますが、糖尿病による神経障害はこの低酸素誘発性換気反応を障害します。この結果、呼吸停止が長引き、気づかないうちに低酸素血症が進行することがあります。



特に夜間の睡眠中には、これらの問題がより顕著になり、無呼吸発作の頻度や重症度が増加します。長期的には、繰り返される低酸素状態が心血管系に負担をかけ、突然の心肺停止のリスクを高めるという報告もあります。



糖尿病患者における無呼吸は、単なる睡眠の質の問題ではなく、生命を脅かす可能性のある深刻な状態です。複数の研究により、糖尿病患者の突然死には自律神経障害と呼吸調節異常が関与していることが示唆されています。特に、無症状で進行する低酸素血症は、患者自身が気づかないうちに心肺機能に重大な影響を及ぼします。


当院は軽症の糖尿病と無呼吸を同時に管理しています。

重症の場合は近隣の総合病院と連携して対応しています。

お気軽にご相談ください。

 
 
 

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